あれから半年…>_
7月23日(日)
゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
平野:27日(木)午後
百石:7月29(土)午後
三浦:7月30日(日)
今年の1月中頃、愛犬アムロに大事件が起こりました
肝臓に腫瘍ができ、それがお腹の中で破裂してしまったんです
緊急手術によりなんとか命はとりとめました。
しかし、悪性腫瘍、つまり癌が見つかったため、
予後は悪く、もって1年か…とただただ悲しくて悲しくて…そんな毎日でした。
それからは癌の再発や転移を防ぐために、日々抗癌剤や免疫療法のため、
注射や投薬を何度も頑張ってきました。
あれから半年…
おかげさまでアムロは今のところ明らかな再発や転移はなく、
とっても元気にしてくれています
そんなアムロを連れて少し前に旅行に行ってきました
ワンちゃんも一緒にお泊りできるホテルで、広いドッグランもあり、
おじいちゃんアムロも院長の愛犬餡ちゃんと一緒に、大はしゃぎで駆け回っていました。
思った以上のはしゃぎぶりに、”これはまだまだ生きるぞ“っと勇気をもらえました。
この調子でまだまだ元気にいてくれることを心から祈っています。
って祈ってるばかりじゃダメですね
獣医師としてやれるだけのことはやってあげたいと思っています。
どうぞこれからも見守って頂けると嬉しいです
それでは今回のお話にうつります。
主役は8歳のウェルシュ・コーギーの女の子、Wちゃんです。
Wちゃんは約2年前に乳癌がみつかり、乳腺をとる手術をしました。
それ以降も再発予防のために、免疫療法の1つ、インタードッグの注射を
1週間に1回くらいのペースで続けていました。
Wちゃん自身は一般状態は良く、食餌もしっかり食べてくれるので、
常に肥満状態(笑)ではありました
そんなある日、Wちゃんの脇下あたりにコリッとした腫瘤があるのを
オーナーさんが見つけました。
実は半年前にも同じように脇の下に腫瘤が認められ、切除手術をしていました。
それは前に手術した乳癌の転移を疑うものでした。
今回もそのような転移巣であることを疑って、切除手術をすることになりました。
手術当日、絶食絶水状態でいつも以上に緊張でガタガタなWちゃん
まずは術前検査をして安全に麻酔をかけれるか、手術に耐えうる状態かをチェックしていきます。
するとなんと超音波検査で脾臓に大きな腫瘤が見つかりました
脾臓の腫瘤は悪性腫瘍の可能性があります。
またおいておくと破裂してしまう可能性もあります。
ただ、脾臓に腫瘤ができたからといって何かしらの症状が認められるわけでもありません。
なので脾臓の腫瘍は健康診断などで偶然見つかることも少なくありません。
結局、Wちゃんは脾臓摘出手術も同時に行うことになりました。
出てきた脾臓の腫瘤です。
脾臓には太い血管がたくさん入っているので、それをひとつひとつ慎重に、
ソノサージという超音波メスで結紮していきます。
無事摘出できました
続いて脇下の皮下腫瘤も切除し、無事手術を終えました。
今までにも何度となく手術を乗り越えてきてくれたWちゃん。
今回も精一杯頑張ってくれました
いろんな治療を経験してきたせいか、Wちゃん実は病院が大キライなんです
なんとか病院がWちゃんにとって安らげる場所になれるよう、これからもWちゃんとお付合いさせていただきたいと思います。
Wちゃん、これからもず〜っとよろしくね
それでは今日はこの辺で・・・
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A.Hyakkoku@U-KYO-Animal Hospital
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京都市内唯一腹腔鏡システム導入 [腹腔鏡下避妊手術]
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