誤食にはご注意を!!
7月28日(日)
お祭りの季節ですね!
特にどこかのお祭りに行ってきたわけでもなく、これから行く予定があるわけでもないんですが😅
お祭りは子どものころから好きでした😃
花火はもちろんですが、何よりも屋台が好きで、なかでも屋台の焼きそばがたまらなく好きでした😍
あの庶民的な味がなんともいえません😋
今年もどこかお祭りに行けたらな〜と思う今日この頃です。
さて、今回はなんとか命拾いしたプードルのRちゃんのお話です。
Rちゃんはある日の時間外に、吐き続けていることを主訴に来院しました。
2歳と若齢であったことと、急性発症ということから、何か変なものを誤食してしまっての中毒や腸閉塞などの可能性が考えられました。
レントゲン検査では特に異常所見は認められず、血液検査では炎症の数値が中等度に上昇していました。
エコー検査では胃の内容物が滞留しているのが確認でき、十二指腸あたりにエコーを通さない、異物を疑うような病変が確認されました。
翌日再度確認しても、変わりませんでした。
やはり異物がかなり疑われたため、内視鏡検査をすることになりました。
すると、空腸あたりに腸を閉塞している塊を発見しました。
把持鉗子でつかもうとしますが、塊が大き過ぎて動かすことができません。
したがって、開腹手術で腸切開をし、異物を取り出すことになりました。
実際に腸を見てみると、黒く変色し炎症が激しく、一部壊死しかかっているような箇所もありました。
異物がある箇所の腸を切開し、異物を取り出します。
その後は腸をしっかり縫合していきます。
破れたり隙間があいていたら、腸の内容物がお腹の中に漏れ出てしまい、腹膜炎を引き起こして、最悪亡くなってしまうこともあります。
慎重に縫合し、最後に漏れがないかの確認をします。
問題なければ閉腹です。
術後はRちゃん心持ち楽そうな顔つきになっていました。
飼い主様とのご面会の時も尻尾を振ってくれていました!
腸を切っているため術後3日間は絶食になります。
徐々に元気に回復してくれて、約1週間後に退院できました。
異物の誤食は若齢の子で多くみられます。
それも一度する子は二度三度、、、常連さんが多いです。
口に加えて遊んだりするのが習慣づいてしまっているのでしょう。
腸閉塞は手遅れになると命を落としてしまうこともあります。
そうならないように大切な家族を守ってあげましょう!
それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、「いいね」をお願いします♪
A.Hyakkoku@U-KYO-Animal Hospital
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京都市内初の腹腔鏡システム、CT検査装置導入 [腹腔鏡下避妊手術、遠隔診断]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師
ISFMキャットフレンドリークリニック ゴールド認定