失神の原因は・・・?
8月30日(金)
*******セミナーのお知らせ*********
パピー教室 :9月7日(土)、13日(金)、21日(土)、27日(金)
デンタル教室:9月29日(日)
*******獣医師臨時休診のお知らせ*********
平野:9月3日(火)、8日(日)、16日(月)
百石:9月15日(日)
三浦:9月18日(水)、22日(日)
*******臨時休診のお知らせ*********
9月20日(金)午後は獣医師セミナー参加のため、臨時休診となります。
どうぞご理解の程、宜しくお願いいたします。
こんばんは、獣医師の國廣です。
気がつけば、あっという間に8月が終わってしまいましたね。
今年はビアガーデンや海には行けませんでした😂
夏の思い出は先日行った宮津灯篭花火くらいですかね?
久しぶりに花火を見ましたが、やっぱり綺麗ですねぇ😍
一緒に連れていったヨーキーのベルちゃんは花火の音に怯えておりました。笑
天橋立で股覗きしてみたり、ボートに乗ったりと久々に充実した休日になりました。
たまには羽を伸ばさないといけませんね😎
では、今日のテーマはアメコカのKちゃんのお話。
日曜日の午後は緊急患者のみ対応させていただいていますが、突然1件の電話が。
「ふらついて倒れた。呼吸もやや苦しそう。」という内容で、すぐに来院を指示しました。
来院したときの状態は、ぐったりとしており、お腹がパンパンに膨らんでいました。
まずは緊急時に行う検査として腹部エコー検査を3箇所当てます。(FASTと言います。)
これにより腫瘍や腹水の有無などを簡易にチェックすることができます。
Kちゃんは大量の腹水が貯留していました。
酸素室で状態の安定化を測り、血液検査とレントゲン検査を順に行いました。
(左:胸部 右:腹部)
レントゲン検査は全身状態を簡易に把握するためには重要な検査です。
胸部のレントゲン画像では、肺野が白くなっており
腹部のレントゲン画像では、胃の中のガス(中央部の黒い円)と腹水が確認できます。
この段階でおそらく心臓が原因だろうということで、胸部エコーに移りました。
心臓自体の問題として、まずはうまく血流を送れていないことで
心臓がうっ血している状態でした。
この根本的な要因は「洞不全症候群」です。
簡単にいうと、洞房結節と呼ばれる心臓のペースメーカー部分に異常をきたし、
心臓の運動がうまく伝達しない病気です。
こうなると先ほどのように心臓がうっ血し、
続いて肺のうっ血による肺水腫、全身のうっ血による腹水貯留が起こってきます。
また心臓発作による失神やふらつきも認められます。
強心薬や利尿薬などによる数日間の入院治療を行い、
Kちゃんの状態も大幅に改善しました。
そして先日には無事に退院できました。
アメコカさんは「洞不全症候群」の好発犬種としてもよく知られているので、
同じような症状がある場合は、放っておかずにすぐに来院されてください。
今後は薬の量を減らしつつ、状態の悪化がないか定期的にモニタリングする必要があります。
Kちゃんがんばろうね!
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