緊張の手術!
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國廣:12月8日(日)
こんばんは、獣医師の國廣です。
気温も下がり、本格的に冬が近づいてきました。いやぁー寒いですね!
季節の変わり目には注意してくださいー!と前回のブログで言っておきながら
体調を崩してしまいました😅
一人暮らしの風邪もなかなかつらいものです😷
今年もあと1ヶ月!気が緩まないように走りきります😤
それでは、本日のテーマは角膜の傷がなかなか治らなかったフレンチブルドッグのWくんの話。
Wくんは「角膜潰瘍」で何回も来院されていましたが、普段は点眼で治っていました。
しかし、ある日から全然治りません。これはもしかすると・・・と思い、
滅菌した綿棒でデブライトを行いました。
そうすると、角膜の傷部分がペラペラとめくれていき、「角膜上皮びらん」になっていました。
そのときの染色の写真がこちら。
このフルオロセイン染色は角膜の上皮部分の欠損部分が染まります。
角膜の表面をほぼ占める大きな傷が確認できます。
そこから犬用コンタクトと点眼薬を使って、治癒を促進させていくことにました。
犬用コンタクトは、人間とは違い視力を補正するものではなく、
傷の治癒を手助けしてくれる役割があります。
今回はこちらのコンタクトを使用しました。
わんちゃんの種類に応じて、サイズも変更します。
それでも改善が見られなかったため、角膜の手術を行うことにしました。
それが「角膜格子状切開」と呼ばれるもので、
角膜表面に針で無数の傷を作り、そこから再生を促していくという手術方法です。
実際の写真がこちら。
まずは鎮静をかけて、しっかり綿棒でデブライトします。
どの部分まで「びらん」が広がっているかを確認するためです。
そして、針で格子状にたくさんの傷を作っていきます。
Wくんはお家での安静が難しいとのことだったので、
そこから1週間ほど入院して、しっかりと点眼治療を施しました。
術後1週間の写真ですが、
ピンク色に肉芽を形成し、傷が治ってきているのがわかります。
このように内科治療で治療が困難な場合は、外科的な処置も施していかなければなりません。
そのタイミング等を見極めるのはなかなか難しいですが、
今後も適切で迅速な判断をしていきたいと思います。
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