奇跡の生還🌟
9月3日(日)
゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
詳しくはホームページの獣医師出勤表をご確認下さい。
平野:9月7日(木)、8日(金)、16日(土)午後、
17日(日)、24日(日)、28日(木)、30日(土)午後
百石:9月9日(土)午後、17日(日)、23日(土)午後
夏が終わってしまいましたね😓
夏好きの私にとっては寂しい気持ちでいっぱいです😖
しかし、今年の夏は去年よりはまだ夏らしいことができたのではないかと思います😁
花火大会に行って大好きな花火も見ましたし、手持ちの花火も病院の駐車場でスタッフみんなとやりました!
アムロと一緒に湖のビーチにも行きました😎
いろんな夏の思い出ができました😄
これからはどんどん涼しく、そして寒くなっていく季節…🌀💧
みなさま体調の管理にはお気をつけくださいませ🙂
それでは今回のお話に移りたいと思います。
ある日14歳のMIX犬のQくんが、朝から足腰がふらついて立てないという主訴で来られました。
待合から診察室にはなんとか歩きながら入ってはくれましたが、
見るからにフラフラで、口腔粘膜の色が白いのがすぐに気になりました。
”高齢の子で急にふらつきだして口の色が白い”となると、まず頭によぎるのは
”腹腔内腫瘍の破裂などによる血圧の急激な低下”です。
すぐに血液検査を行うと、赤血球数が少なく貧血していることがわかりました。
続いて腹部の超音波検査を行うと、脾臓が腫大し腫瘍化していることがわかりました。
予想が的中しました😱
おそらく脾臓の腫瘍が何かしらのタイミングで破裂し出血したことで急に血圧が下がったのでしょう。
検査をしている間にもQちゃんの状態はいよいよ悪くなり、横ばいになってしまって心拍数も下がり、
いわゆる虫の息という状態でした。
祈りながらの緊急手術です。
とにかく血圧を回復させるために点滴をどんどん流し、心拍出力を上げるための注射をします。
手術中も血圧を維持することがかなり重要なので、こまめにモニターしながら慎重に手術を行っていきます。
開腹し、お腹から出てきた腫瘍は思った以上に巨大でした。
さらに破裂しないように慎重に丁寧に取り上げます。
脾臓にはたくさんの太い血管が入っていってるので、一つ一つ超音波メスでしっかり結紮していきます。
無事、急変することもなく手術は終えました。
あとは回復を待つのみです。
何と言ってもQくんは高齢なので、体力の面でも回復には時間がかかることが予想されます。
しかし、手術の翌日、Qくんはなんとご飯をガツガツ食べてくれました!!
素晴らしい生命力です!
日に日に反応も良くなり、術後約1週間で退院できました。
さらに、病理組織学的検査で、採った腫瘍が良性のものだという結果が出たので、今後の再発や転移の可能性もありません。
Qくん、まだまだいけそうです😊
Qくんはこれまでずっと元気にしてくれていたので、今まで一度も超音波検査を行ったことがありませんでした。
もしかしたらそれまでに健康診断などで検査をしていれば、今回のような事態を事前に防げたかもしれません。
Qくんは幸い奇跡的な生還をしてくれて、まだまだ長生きしてくれそうです。
しかし、採った腫瘍が悪性のものだったり、貧血がもっとひどくて手術に耐えられなかったりした場合には命を落としてしまっていたかもしれません。
そういった事態に至らないようにするには、やはり定期的な健康診断が非常に大事です!
8歳を過ぎればもうシニアです。
当院ではペットドッグを実施しています。
その子その子に合わせたコースを選ぶことができます。
早期発見早期治療を目指して、これからも大切な家族の命を一緒に全力で守っていきましょう。
それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、拍手をお願いします♪
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A.Hyakkoku@U-KYO-Animal Hospital
京都市右京区(鳴滝・常盤・太秦・嵯峨・嵐山・花園・梅津・円町・西京極)
京都市内唯一腹腔鏡システム導入 [腹腔鏡下避妊手術]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER