オハナの親友Lくんが虹の橋へ
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3月31日(火)、4月1日(水)
こんばんは。
獣医師の百石です。
みなさま体調は崩されたりしてないですか?
世の中はコロナの影響で、体調というよりいろんな予定や計画がごちゃごちゃになってしまって、ストレスを感じている方も多いのでは💦
私も日課のジムが閉鎖されてしまったために、運動ができなくてやきもきしています😩
その代わりにでもないですが、最近はよりマラソンをしています💪
つい最近も友達と大阪の街をランしてきました😀
たくさん運動してたくさん食べるのが私のモットーです😎✨
コロナに負けない強い身体を養っていこうと思います!
さて、今回は少し悲しいお話です。
大切な友人のわんちゃんがとうとう虹の橋を渡りました。
ミニチュアピンシャーのLくんです。
Lくんは去年の8月の末の健康診断で、たまたま悪性腫瘍が見つかりました。
特に何も症状がなくとっても元気だっただけに衝撃的な事実でした。
すぐにCT検査等で精密検査を行なったところ、脾臓に原発と思われる巨大な腫瘍が認められ、その他肝臓、肺、筋肉にも腫瘍が播種していました。
その時点ですでに悪性腫瘍の全身転移がみられ根治ステージではないということでした。
愕然としました。
ちょうど半年前にも健康診断を行なっていて、特に異常は認められませんでした。
それが半年でこんな状態になってしまうなんて、、、。
やはり悪性腫瘍というものはタチの悪い憎らしいものです。
腫瘍の種類を特定するためにも、脾臓摘出術と肝臓、筋肉の腫瘤の生検を行いました。
診断結果は、すべて血管肉腫でした。
非常に悪性度の高い腫瘍です。
どこの臓器にもできうる上に進行が早く、病変が破裂してしまうとあっという間に命を落としてしまいます。
Lくんのその後の治療プランとして抗癌剤を提案しました。
実際にある病変を消失させることは難しいですが、全身にある病変の進行を少しでも抑えるためには抗癌剤治療が効果的です。
さっそく、治療を開始しました。
抗癌剤治療で怖いのは副作用です。
骨髄抑制により免疫が落ちたり貧血がみられたり、嘔吐や下痢、食欲不振などの消化器症状がみられたりします。
Lくんは幸いなことに、特に大きな副作用がでることもなく、無事に抗癌剤治療を続けることができました。
ただ、困ったことといえば、嗜好性が変わったことです。
今まで食べてたものを全然欲しがらなくなりました。
そこで、あれでもないこれでもないと、あらゆるご飯をあげられていました。
ただその甲斐あって、最後までLくんの体重は維持できていました。
Lくんの体調が少し悪くなってきたのは、去年の年末くらいからです。
食欲がなく、とにかく食べてくれるものを探しました。
それでも食べない時は流動食を強制的に与えました。
そんなこんなで2ヶ月ほどが過ぎ、4月の桜を見ることを目標にLくんは頑張っていました。
そんなある日、Lくんが急にふらついて落ち着かないといことで病院に電話がありました。
すぐに来院してもらうと、舌色は白く、歯茎は蒼白でした。
腹腔内で腫瘍が破裂していました。
これまでも何度も起こっていて、そのたびに復活してくれていたので、今回もと願うばかりでした。
しかし、Lくんの容態は回復することなく、その日の夜、お家で、大好きなお母さんの腕の中で息をひきとりました。
京都の桜を見ることなく、Lくんは旅立ちました。
こんな日が来ることはわかっていたはずですが、とてもとても悲しく、悔やみました。
3日前に一緒に鴨川をお散歩しました。
しっかりした足取りで、私に微笑みかけてくれていたのが忘れられません。
Lくん、もう会えないのが悲しいです。
でも本当によく頑張ってくれました。
たくさんの奇跡を見せてくれました。
オハナの一番の親友でした。
また、いつか、会えるのを楽しみににしています。
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