あれ!? 傾いてる??q|゚Д゚|p
8月20日(日)
゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
詳しくはホームページの獣医師出勤表をご確認下さい。
平野:8月22日(火)午前、26日(土)午後、27日(日)
先日、念願の花火大会に行ってきました!
花火を見るのはもちろんですが、辺りいっぱいに響きわたるあの音が好きなんです。
山に反射する音や噴射するときに出る音…耳に焼き付いています。
あとそれから、花火大会といえばたくさんの夜店ですよね☆
たくさんの人で賑わっていて、たこ焼きや焼きそばのソースの
いい匂いにつつまれているだけで幸せぇになれます♪
”花より団子”ですね(笑)
夏も後もう少し!
夏らしいことをするぞ〜とまだまだ意気込んでいる今日この頃でした!(笑)
さてさて、そんなのんきなことも言っていられないことが実は先日起こりました。
ある日、少しお出かけをして帰宅すると、、、
お留守番をしていた愛犬アムロの様子が変なんです!!
いつも通りお出迎えをしようと出てきてくれたのですが、、、
首が傾いたままで真っすぐ立てず、ふらついてるではありませんか!???
すぐに抱きしめて眼を見ると、眼が左右に揺れています。
このような症状からまず考えられるのは前庭疾患です。
前庭疾患で最もみられる症状は
①斜頚(首が傾く)
②眼振
③運動失調、転倒
です。
主な原因には
①中耳炎/内耳炎
②特発性
③髄膜脳炎
④脳の腫瘍
などが考えられます。
中でも中耳炎、内耳炎と特発性のものが多いです。
中耳炎、内耳炎による前庭疾患は慢性的な外耳炎の結果発症することもありますし、
外耳炎がなくても急に発症することもあります。
主にブドウ球菌やレンサ球菌、緑膿菌が起因菌として認められます。
特発性のものは特に高齢犬でみられることが多く、老齢性前庭疾患とも言われます。
原因不明であらゆる検査で他の病気が認められない場合に診断されます。
髄膜脳炎による前庭疾患は初めに示した3つの症状以外にも、
発作や視覚障害といった前庭以外の他の脳幹症状を併発していることが多いです。
脳の腫瘍による前庭疾患も、腫瘍のできている部位によって
さまざまな神経症状が認められます。
治療法はそれぞれの原因に対するものになりますが、
特発性のものに対しては特異的な治療法はなく、
嘔吐や食欲不振に対する対症療法が必要となるケースがあります。
アムロの場合は症状からして中耳炎、内耳炎
あるいは特発性の前庭疾患の可能性が考えられます。
外耳炎の既往歴もありますし、頭を振るしぐさもよくみられます。
したがって抗生剤の投与を開始しました。
また、以前の肝臓の癌のことを考えると、
脳への転移の可能性も考えられます。
症状が落ち着いてこない場合にはMRI検査も検討していますが、
今のところ少しずつ改善してきてくれているので、
今は祈る気持ちで経過をみているところです。
先月のブログで、アムロは元気ですとご報告したばかりなのに…。
まだまだ心配の尽きないアムロですが、全力でサポートしていこうと思っています!
まだ少し左に傾いていますが、なんとか踏ん張って立ってます。
アムロがんばれ〜〜!!!
それでは今日はこの辺で・・・
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A.Hyakkoku@U-KYO-Animal Hospital
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