バリウム検査
8月26日(月)
先日はお盆休みをいただきましてありがとうございました
スタッフ皆、リフレッシュすることができました
これで残暑の診察も頑張っていけそうです
今日はバリウム検査のお話です
バリウム検査は人間でもあるので耳にしたことがある方も多いはず
レントゲンで白く写ってくる液体を飲んで検査します
人間では主に胃がんなどの胃の病気がないか調べますよね
犬、猫など小動物の場合はというと・・・
異物を食べてしまったか判断するために使うことが多いです
今回のレントゲン写真の子は
布団の端っこを食べてしまったかもしれないというネコちゃん
数日前より吐き気がひどく、水を飲んでも戻してしまう程です
そこでバリウム検査を行ったところ・・・
バリウムを飲んで15分後の写真です
胃から腸へとどんどん流れていっています
そして・・・
それぞれ30分後、60分後、120分後の写真ですが・・・お気づきですか?
15分後とほとんど写真が変わりなく
バリウムが先へと進んでいません
これが最終360分後(6時間後)の写真ですが
まだ赤丸の部位でバリウムが止まっています
このことからも間違いなく異物による腸閉塞を起こしているといえそうです
もう一日だけ内科的治療を続けて
それでもダメなら開腹手術による異物摘出術を実施することとなりました
腸閉塞がずっと続くと腹膜炎や急性腹症といった命に関わる病態へと進行するため注意が必要です
翌日来院していただくと吐き気は止まって
便から布団の切れ端が出てきたとのこと
今回は内科的治療が功を奏したのでホッとしました
異物・・・何でも食べちゃう子は気をつけてくださいね
では今日はこの辺で・・・・
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