死を乗り越える
11月18日(月)
11月18日は愛犬ジャンの三周忌でした
ちょうど二年前の11月初めより
膵炎、免疫介在性腸疾患を発症し、その後胆管閉塞から黄疸、
最終的にはDIC、多臓器不全を呈し亡くなってしまった我が子です
当時は勤務医をしていたので勤め先にて入院させ
夜通しの治療・介護に望みました
元スタッフ達も励まし支えてくれました
今思い返しても人生で最も辛い数週間でした
今になってようやく気持ちは切り替えられていますが
後悔ばかりでしたね
飼い主として・・・愛するものを失う辛さ
獣医師として・・・目の前の命を助けられない辛さ
あの時ああしていれば、と後悔ばかりしたものです
これらの写真は入院していたころの写真です
家族にも辛いだろうと思って誰にも見せたことのない写真ですが
2週間病院に泊まり込み、診察室に寝袋をしいて一緒に寝ていました
師匠でもある当時の院長、尊敬する兄弟子、ネオベッツVRセンターの大先輩など
多くのスペシャリスト達にも力を借り全力で治療に当たっていたのを思い出します
このようなことを亡くなった当初は思い出すのが辛かったですが
最近はむしろ思い出せることが良く思えるようになってきました
なのでパートナーをなくされた飼い主さんが最後の挨拶に来られるとき・・・
よく話すことがあります
「今は思い返すと涙があふれ
辛いので考えないようにしたいかもしれませんが、
私はむしろできる限り思い出してあげて欲しいと思います」と
「愛するものとの思い出が消えていくこと程悲しいことはない
故人(犬・猫)は思い出してもらうことで生き続けることができる
忘れ去られること程悲しいものはない
だから今は思いっきり泣いて悲しんで思い続けてやって下さい」と
偉そうなことを書いてしまいましたが一つの考え方と思っていただければいいです
昨晩も寝る前にずっと愛犬ジャンのことを思い出して考え一人涙が出ました
しかしこれでいいんだと思うようにしています
ペットロスは非常に辛いものですが
それを乗り越えれたからこそ獣医師として一歩成長できたように思います
皆さんの愛する家族を診させてもらっていることに誇りをもって
これからも飼い主としての心をもって診察に当たりたいと思いました
最後に「虹の橋」の詩のリンクを添付しておきます
いつか向こうで愛するものと再会できることを願って日々頑張ろうと思います
では今日はこの辺で・・・・
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