新しい家族
3月7日(月)
*****セミナーのお知らせ*********
パピー教室:3月13日(日)、27日(日)
デンタルセミナー:3月21日(月)
*****本院からのお知らせ*********
10月から”予約優先診察”となっておりますが、ご予約されていない方でも、診察は可能です。
もし予約が出来なかった場合は、直接ご来院ください。 (*獣医師の指名はできませんのでご了承ください)
****SAGANO分院臨時休診****
3月23日(水)、3月28日(月)、3月30日(水)
※獣医師は不在ですが、スタッフは在中しておりますのでフード等のお渡しは可能です。
****SAGANO分院からのお知らせ****
2/28~3/31は德田分院長の育児休暇となります。
德田分院長臨時の出勤日もございますので、診察後希望の方は電話にてお問い合わせください。
SAGANO 075-205-0240
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こんばんは、獣医師の國廣です。
日中は気温が上がり、花粉が飛び出しましたね💨
黄砂の影響もあって、くしゃみが止まりません🤧笑
こんなご時世なので、診察中もマスクはしておりますが、
ご迷惑をかけてしまったらすいません🙏
あと先日からうちにハリネズミがやってきました!
名前はエルサ♀といいます🦔
ちょっとおデブですが、順調に育っております。
たまにブログで写真を載せますので、ぜひ見てください。
では、今日のテーマについて
7歳シュナウザーのMちゃんのお話。
下痢、嘔吐や食欲不振などの消化器症状で来院されました。
血液検査では肝胆道系の数値が上昇、腹部の超音波検査では特徴的な所見が認められました。
まず中央の丸い臓器ですが、「胆嚢」と呼ばれ、
肝臓で作られた胆汁を濃縮、貯蔵する臓器です。
本来は胆汁は液体なので、超音波検査では黒く映るはずですが、Mちゃんの場合白く、放射状に線が見えます。
これは「胆嚢粘液嚢腫」と呼ばれる病気になります。
甲状腺や副腎などのホルモン疾患、脂質の代謝異常などにより、胆汁が粘液化していくと、胆泥や胆石になります。
原因ははっきりとは分かりませんが、Mちゃんのように粘液嚢腫になると、
胆嚢破裂や、胆汁性腹膜炎など命の危険があるような病態になることもあります。
Mちゃんはまだ若く、内科治療により状態が安定したため、胆嚢摘出術を実施することとなりました。(以下、術中の写真が出ます。)
まずは開腹を行い、目的の臓器を確認します。
中央に見える、黒く丸い臓器が胆嚢になります。
胆嚢は肝臓に囲まれている臓器なので、しっかりと剥離していかなければなりません。
出血に気をつけながら、綿棒を使用して慎重に剥離していきます。
こちらが剥離後の写真です。大きな出血もなく、無事剥離、摘出できました。
摘出後は、閉腹して手術を終えました。
5日ほど入院し、無事Mちゃんは退院しました。
内科と外科の見極め、我々獣医師にとって非常に難しいところですが、今回のMちゃんは適切なタイミングで実施することができたと思います。
今後も多くの患者さんに適切な治療を行えるよう、最新の医療を学んでいきたいと思います。
KUNIHIRO@U-KYO-Animal Hospital
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動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO・OIKE・ARASHIYAMA
JAHA認定 総合臨床医・外科医