くどいですが、、(超重要)
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もし予約が出来なかった場合は、直接ご来院ください。(*獣医師の指名はできませんのでご了承ください)
OIKE院長太陽です。
春ですね。健康診断の季節です。予防薬や狂犬病注射のため来院する機会が多くなる春。
健康診断で血液検査をすることも多いはず。
血液検査をしていれば病気の早期発見ができるとお考えのそこのあなた。残念ながら大きな間違いです。
この話はブログでも何回かしていますが、診察のたびにお話すると、初耳だと仰る患者様が多いので再度お話します。
血液検査は臓器の機能などを数値化して客観的なデータを示してくれるとても優秀な検査ツールです。
採血さえできれば検査者による結果の差も出ないですし、検査時間も短く、とても便利な検査であることは間違いありません。
しかし血液検査で評価できる臓器は肝臓、胆嚢、腎臓の3つかしかありません。
言い換えればこの3つの臓器以外の評価はできないということです。
お腹の中の臓器にはざっくり以下のものがあります。
肝臓、胆嚢、腎臓、脾臓、副腎、尿管、膀胱、尿道、前立腺、子宮、卵巣、胃、膵臓、小腸、盲腸、大腸、リンパ節、血管、腹壁、脂肪etc
これだけ多くの組織がありますが、肝臓、胆嚢、腎臓以外の組織はそもそも血液検査の項目がありません。
(膵臓は一応ありますが検診としての感度は低いです)
ということは、仮に肝臓、腎臓、胆嚢以外の組織に大きな癌が発生していても血液検査では気づくことができないという事です。
ちなみに腎臓の血液検査マーカーは腎機能の8割が無くならないと上昇しません。腎臓は2つありますが、片方の腎臓がまるまるがん化していても、5割しか機能を失っていないので血液検査マーカーは上昇しません。血液検査は腎臓病末期にしか気づけない検査なのです。
ではどうやって全ての臓器や組織をチェックするのか。
腹部エコー検査です。お腹の中を超音波を使って画像的に評価する方法です。
血液検査と違って検査者によって結果に差が出やすい検査でもありますが、正確に実施できれば圧倒的な異常検出感度を誇ります。
つまりあらゆる組織において病気の早期発見が可能な検査ツールだとういうことです。
脾臓血管肉腫
前立腺癌
リンパ腫
副腎クロム親和性細胞腫
膀胱移行上皮癌
いずれも極悪ながんです。
こんなものがお腹の中にあっても血液検査では気づけないのです。
ちなみにリンパ腫の子以外は元気に過ごしていた子です。健康診断で見つかりました。
体調が悪くなった時は末期です。元気なうちに見つけてあげてください。お願いします。
今回お話ししたのは腹部検診です。胸部検診は考え方が変わるので次回お話します。
皆さんの意識が変われば平均寿命を3年は伸ばせると思っています。
お知り合いにも話してあげてください。
それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、「いいね」をお願いします♪
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JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師