眼科実習でアップデート
10月8日(日)
゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
詳しくはホームページの獣医師出勤表をご確認下さい。
平野:10月14日(土)・15日(日)・17日(火)・22日(日)・28日(土)午後・29日(日)
百石:10月21日(土)午後
國廣:10月29日(日)
こんばんは、院長です。
最近は一気に寒くなりましたね。
厚手の掛け布団を出してきて、長袖を着て寝るようになりました。
ただし寝ている間は暑いのか、朝起きると布団をはいでしまっているのですが。
良質な睡眠を取れるように模索中の日々です。
さて今回のお話は眼科についてです。
動物病院は皆さんもご存知の通り、各分野の病気を診なければいけません。
外科、内科はもちろんのこと歯科、産科、眼科まで・・・
大変ではありますが、常に吸収することがあるというのも良いものです。
その中でも眼科は獣医師の中でも苦手とする方が多いように感じます。
機械も特殊ですし、経験も必要となるからでしょうか。
これは細隙灯(スリットランプ)といって眼の表面を観察したり、
病変がどこに存在するのかなど広く使われる基本的な機器です。
人では顎をセットして見るため据置型ですが、動物は動くため獣医療では手持式です。
これはトノベット眼圧計です。
眼圧を測ることによって緑内障やぶどう膜炎の診断ができるようになります。
以前のものが故障したため最新型の新しいものを導入しました。
点眼麻酔もなく使用できる優れものです。
これらは眼底レンズとトランスイルミネーターです。
これによって眼の奥の眼底を評価することができます。
網膜や視神経の状態を観察するのに欠かせない機器ですね。
最後にこれらは眼科診療で使うこまごまとした消耗品です。
涙の量を測定する試験紙や眼の傷を見つける染色剤。
点眼麻酔薬や散瞳剤、眼の表面をやさしくこするブラシなどです。
このように眼を診るだけでもこれら多くの機器が存在し、それらの使い方等を熟知していなければなりません。
これに追加して当院のように眼科手術を行おうと思うと、さらに多数のマイクロ手術器具も必要となります。
これは多くの獣医さんが苦手とするのも分かるような気がしますね。
そこで今回はスタッフ全員の眼科スキルをレベルアップするべく実習を行いました。
夜の診察が終わって21時半頃よりスタートです。
基本的な器具の使い方から、模擬模型などを使った実習、最後にはスタッフ犬の餡ちゃんにも出てきてもらって実技まで行いました。
遅い時間にもかかわらず、皆黙々と練習しています。
私は監督役としてお手伝いさせてもらいました。
最初はとっつきにくい眼科診療ですが、慣れれば非常に面白いです。
勉強は面白くなれば吸収率がまったく変わります。
これからも知的好奇心を刺激し、楽しみながら勉強に皆には励んでもらいたいですね。
このように当院では一人一人の獣医師が総合臨床家として各分野を満遍なく診れるように常に頑張っています。
皆さんのホームドクターとしていかなる病気にでも対応できるようにこれからも努力していきたいと思っています。
上記一般的な眼科検査についてはもちろんですが、当院では各種眼科手術にももちろん対応しております。
義眼挿入や腫瘍切除、毛様体凝固レーザー術といった種々の眼科手術もできる環境を整えております。
また専門医との提携により白内障の手術の相談に乗ることもできます。
眼のことでも何でも、動物の健康できになることがあればご相談ください。
院長