どこの病気??
10月15日(日)
゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
詳しくはホームページの獣医師出勤表をご確認下さい。
平野:10月17日(火)・22日(日)・28日(土)午後・29日(日)
百石:10月21日(土)午後
國廣:10月29日(日)
こんばんは、國廣です。
最近雨続きでより一層冷え込んできましたね。
寒いのが苦手な私にとって、京都の冬は乗り越えれる気がしません・・・。笑
こたつを家に置くか悩みどころです🤔
しかし休みの日には元気に外に出掛けます。
先日のお休みは久しぶりに映画館に行ってきました。
タイトルはこれ!
「僕のワンダフル・ライフ」です。笑
わんちゃんが生まれ変わるお話なんですが、ペットと飼い主の愛と絆の強さにとても感動しました。
動物ものはやはり涙腺がゆるみます😂皆さんぜひぜひ見てみてください!
さてさて、今回のブログはチワワとプードルのMIXのSちゃんのお話です。
いつも家に帰るとしっぽを振って出迎えてくれるのに、今日は元気がなく、ふるえているとのことで来院されました。その日飼い主様は一日仕事で、詳しい症状は分からない様子でした。
まずは身体検査を行い、わんちゃんの体を丁寧に見ていきます。すると、お腹を触ると「うー、うー」と唸るような声をあげていました。痛みがあるのかは分かりませんが、わんちゃん自身何らかの違和感を持っていることが分かりました。この違和感がとても重要なんです。動物は人間のように「ここが痛い!」などと言葉を話さないため、飼い主様を含め私たちがその違和感に気づいてあげる必要があります。
続いてこの違和感の原因を探っていきます。が、お腹の中には胃や腸などの消化管をはじめ、腎臓や膀胱などの泌尿器系、脾臓、肝臓、胆嚢などたくさんの臓器が存在します。なので「腹痛」と一言に言っても、どの臓器に異常があるのかは分かりません。単に胃腸炎なのか、はたまた異物を食べてしまったのか。この原因を探っていくためには、血液検査やレントゲン検査などを行い、全身と各臓器の状態を詳細に把握していく必要があります。
まず血液検査を行ったところ、CRPという炎症の数値だけ少し上昇しており、体のどこかで炎症が起きていることが分かりました。リパーゼの数値は正常の範囲でしたので、膵炎の可能性は否定されます。
ここからさらに飼い主様の希望もあり、腹部のレントゲン検査、エコー検査を行い、画像による全身状態、各臓器の状態を把握していきます。
結果はレントゲンに映るような異物は確認されず、少し腸の動きが悪いという以外は腎臓、肝臓などの各臓器に異常は特にないというものでした。
今回は胃腸炎を疑い、腸の動きと脱水の改善を目的に皮下点滴を行い、次の日のわんちゃんの様子をよく観察してもらうよう飼い主様にお願いしました。翌日の様子は特に問題なく、元気に過ごされているとのことで安心しました。
このように全身の検査を行っても、なかなか原因が特定しないこともあります。しかし検査を行うことで、この臓器は問題ないという確信のある情報を得ることもできます。
また先程も述べたように、わんちゃん、ねこちゃんたちの症状をよく見てあげ、いち早く違和感に気づいてあげることで、その原因を特定するのが随分と早くなることもあります。
獣医師はもちろんですが、飼い主様も愛犬、愛猫の治療に大きく関わっていることを知っていただきたいと思います。
それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、拍手をお願いします♪
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KUNIHIRO@U-KYO-Animal Hospital
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