そもそもリハビリとは?
*****セミナーのお知らせ*********
パピー教室:7月24日(日)
シニアセミナー:7月29日(金)
*****本院からのお知らせ*********
5月から夜間診療を開始しました。
平日20:00~24:00で実施しています。
ご来院前に必ずお電話いただき、救急の方のみご利用ください。
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こんばんは。獣医師の三浦です。
先日、リハビリの講座に参加して参りました。
絶対に実技が必要!と分かってはいるものの、
対面での講座がコロナで延期続きとなり、もう何年も受講できずにいました。
今回は普段お世話になっている先生方のお招きで、
日本の動物病院でリハビリを担当されている理学療法士さんのお話を聞きにいきました。
みっちりと座学を行なった後、
骨格を触って評価をする方法を練習したり
実際のトレーニング練習を行ったりといった内容でした。
このトレーニング、結構難しく…
慣れているワンちゃんだったので比較的スムーズだったのですが、
思うように動いてくれない時もあり、
ハンドリングの練習って大切だなぁと実感しました。
日常生活でハンドリングが出来なくて困ることはあまりないと思うのですが、
やっぱりハンドリングが出来た方が、助かることが多い!
ぜひ、子犬の頃から練習しておいて欲しいです🐾
新しくなるパピー教室でも、みっちり練習できますよ🤗
さて、皆様「リハビリ」と聞くと、どういったイメージがあるでしょうか?
多くの方は、上の写真のように道具を使って歩けない時や手術をした後にする訓練、
と思われているのではないでしょうか。
そもそもリハビリテーションとは…
「Re(再び)」「Habilis(ふさわしい)」「Ation(状態)」を組み合わせた造語です。
意味は、「再び適した状態にする」ということ。
もちろん、手術後に行うことが多いですが、それ以外にも多くのケースで必要となります。
例えば、肥満犬のダイエット、健康維持のための運動、老化に伴うトラブルの改善、など。
運動そのものも大切ですが、
環境の改善や食事管理、介護などもリハビリテーションに含まれます。
どんなケースでも大切なことなのですよね。
そしてリハビリを行う上で非常に重要なこと。
これは当院にリハビリに来られた方皆様にお伝えするのですが、
筋肉は、使わないとどんどん萎縮します!
専門用語で廃用性萎縮と言うのですが、
ある程度動きを制限されてしまった筋肉は1週間で萎縮が急速に進み、
1ヶ月の安静で10%も減ってしまいます😱
神経麻痺があると、さらに激しく萎縮が進みます😣
ここにリハビリを行っていくことで、筋萎縮のスピードを遅くしてあげることができます。
1日10分の起立だけでも、25%も軽減するそうです!
たまに、椎間板ヘルニアで安静にしてと言われ
数週間も安静にした後、当院へ相談に来られる方がいらっしゃいます。
もっと早く来て欲しかった…と常々思っています😥
制限はありますが、動ける分は動かさないといけないのです。
病院で気をつけないといけないのは、高齢の子の入院中。
寝たきりのまま入院期間が長引くと、どんどん筋肉量が低下します💦
そのため、歩ける子は積極的にお散歩に行ってもらいますし
歩けない子は起立時間を作ってあげたりという工夫をします。
この子は、先日虹の橋を渡って行ったAちゃん。
最後の入院中、スタッフと一緒に院内散歩を頑張ってくれていました☺
こうやって一緒にリハビリを行う時間も、大切なひと時ですね。
リハビリの相談が一番多いのは、椎間板ヘルニアで後肢麻痺になってしまったケースですが
それ以外でも、高齢になって足腰が弱ってきた子、
生まれつきの関節障害がある子、
元気だけど、何かしてあげたいなという方でも
気になることがあれば、いつでもご相談くださいね。
R.Miura@U-KYO-Animal Hospital
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