何度も言います。誤食注意!
*****セミナーのお知らせ*********
パピー教室:9月10日(土)、17日(土)、18日(日)、24日(土)
デンタルセミナー:9月23日(金・祝)
シニアセミナー:9月27日(火)
*****本院からのお知らせ*********
5月から夜間診療を開始しました。
平日20:00~24:00で実施しています。
ご来院前に必ずお電話いただき、救急の方のみご利用ください。
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こんばんは。獣医師の三浦です。
今年の夏は、祖父が初盆を迎えました。
兄夫婦も甥っ子を連れて帰ってきたのですが、0歳児の急成長ぶりに驚くばかりでした。
これは職業病だと思うのですが、〇kg、と聞くと
ダックスサイズだな、柴犬サイズだなとか考えてしまいます🐕
甥っ子は少し大きめビーグルサイズでした。
ダックスの餡ちゃんを抱っこし続けるのも重いと感じるのに、
ビーグルの抱っこ…想像するだけでも肩こり悪化しそうです💦
私も小さい頃、よく祖父母に遊びに連れて行ってもらっていましたが
歩き疲れたらすぐに抱っこ!おんぶ!と祖父に要求していました。
あの頃の祖父は何歳だったのでしょうか…相当な労力だったでしょうね。
ちゃんとお礼言えていたのかな、と今になって考えてしまいます。
お坊さん曰く、どんなお経よりも「ありがとう」という言葉が何よりの供養だそうです。
本当は生前に伝えておきたかった事がたくさんありますが、
これからも感謝を伝え続けていきたいなと思います。
さて、本題へ。
本日は、誤食は本当に怖い😱!!というお話。
ご紹介するのは1歳の猫、Kちゃん。
1ヶ月ほど前から嘔吐などの不調があり、なかなか改善がなく黄疸も出てきました。
他院ではもう覚悟を決めてくださいと言われてしまい、
セカンドオピニオンとして当院に来られました。
結論を先に言ってしまっておりますので…
レントゲン、腹部エコーの検査結果から、異物による腸閉塞を非常に強く疑いました。
腹部エコー検査でも、胃〜腸にかけてかなり内容物が溜まっており、
小腸の途中で何かエコーを遮る部分が出て来ました。
恐らくこれが異物です。
通常であればすぐにお腹を開けても良いほど明らかな所見ではありましたが、
Kちゃんの場合、かなり状態が悪く血圧が低下しているのと、生まれつき心臓も悪い
ということから麻酔のリスクがかなり高い💦
そのため、もう一押し、明確な証拠を得るためにCT検査を実施しました。
こちらも通常は麻酔が必要な検査なのですが…
大人しい子であれば、異物の確認ぐらいは無麻酔の検査でも可能です。
(ただし、動いてしまうことで情報量は少なくなります。)
結果、やはり小腸内に異物の存在が認められました。
緑の線の中央、少し色が抜けて見える部分が異物を疑う部分です。
この部位を境に、腸の鬱滞がなくなっていました。
その後、手術で無事に異物を取り出し、状態はみるみる回復。
1週間ほどで退院されました☺
黄疸に関しては、食べれない日が数日続いていたことからも
「肝リピドーシス」を生じていたと考えられます。
猫さんはエネルギー摂取量が低下すると、それを補うために体脂肪をエネルギー源として利用します。
その代謝産物である遊離脂肪酸が過剰に肝細胞に蓄積されてしまう結果、肝機能障害が起こります。
治療は栄養補給が一番ですので、
手術後しっかり食べてもらい、黄疸も順調に改善していきました🤗
おもちゃの一部でしょうか…?
飼主様に確認すると、「そういえばそんなのあった!!」とのこと。
気が付けばなくなっていることってよくあります😣
上手く吐いたり便と一緒に出せるケースも多いですが、
最悪は死に至る場合もあります。
今回はギリギリ間に合って、良かったです。
おもちゃの出しっぱなしは本当に気をつけてくださいね。
猫を飼うには、家を片付けることは必須です!!
愛猫が何度か誤食している三浦より😥
R.Miura@U -KYO-Animal Hospital
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JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師