ネコでもあります肛門嚢炎!
10月17日(月)
*****セミナーのお知らせ(本院)*********
パピー教室:10月22日(土)、26日(水)
デンタルセミナー:10月21日(金)
シニアセミナー:10月28日(金)
*****本院獣医師・臨時休診*********
細田:10/16(日)・30(日) *10/20(木)・・・出勤日
岡山:10/22(土)・23(日)
*****本院からのお知らせ*********
5月から夜間診療を開始しました。平日20:00~24:00で実施しています。
ご来院前に必ずお電話いただき、救急の方のみご利用ください。
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こんばんは、獣医師の二股です。
最近OIKE分院に来院される患者さんが増えてきました!
予約なしでももちろん診察させて頂けますが、
待ち時間が長くなる可能性もありますので、当日でもご予約の電話頂けるとスムーズです🍀
今日は肛門嚢炎というお尻の病気についてお話させていただきます。
肛門嚢というものは皆様ご存知でしょうか?
いわゆる匂い袋(マーキングのため)のことで、
病院に肛門腺絞りしに来院される方はイメージしやすいと思います。
肛門周囲に肛門腺という分泌液器官があり、そこで分泌された分泌液は肛門嚢に貯まります。
肛門の時計でいう4時と8時の位置に肛門嚢があります。
通常であれば貯まった分泌液はうんちをするときに一緒に肛門から排泄されるのですが、
チワワ、トイプードルなどの小型犬は肛門付近の筋力が弱く、分泌液の排出が苦手な傾向があります。
そうなると、肛門嚢内に分泌液がどんどん貯まっていき、
肛門嚢内で細菌感染が炎症の引き金となり、肛門嚢炎という病気を引き起こしてしまいます。
ネコでもなりうる病気です。
肛門嚢炎では
肛門周囲が赤く腫れる、お尻を気にする、排便困難などの症状がみられます。
腫れが酷くなり開口部が閉塞するとそのまま破裂することも多々あります⚡
先日、夜間診療で来院された猫ちゃん。
肛門周囲がぱんぱんに腫れていました。
エコー検査では膿らしきものが貯留しており、
幸い腫瘍を疑うものはありませんでした
今回、破裂はなかったものの、腫れた肛門嚢から膿を抜く処置を実施、
数日肛門嚢の洗浄のための通院と抗生剤、炎症止めでかなり改善しました。
炎症が慢性化して内科では治癒が難しくなると外科的処置が必要になることもあります、、、
予防としては
定期的な肛門腺絞りが一番です!
特に小型犬、猫ちゃんでも1か月に1度程度肛門腺絞りしてあげることをおすすめします。
爪切りと同じように病院で気軽にできるのでご相談ください。
肛門周囲が腫れている場合、肛門嚢炎はもちろんですが、腫瘍という可能性もあるので
早めの来院をおすすめします!
それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、拍手をお願いします♪
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動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO・OIKE・ARASHIYAMA
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師