敗北と決意
3月26日分遅れましたがアップしましたので 是非読んでください
学会の話です
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3月27日(木)
皆さん、ブログの更新がなかなか出来ずに申し訳ありません
今月は重症患者が多かったように思いますが
最近は少し落ち着いてきました
そんな時期に愛犬ヴィヴィも急性膵炎を発症し
3週間もの集中治療で睡眠時間も取れませんでしたが
少しずつ快方に向かいホッとしています
しかし・・・今月救えなかった患者さんがいました
お腹の中の大きな腫瘍が原因で排尿できなくなり尿毒症になってしまったワンちゃん
腫瘍は周囲と固着し手術は難航しました
少し怖い写真ですが・・・
腫瘍は膀胱を圧迫し周囲の組織(膀胱・尿管・大腸)と癒着しています
新たに導入したソノサージ ショートフックも使いながら
何とか切除はできました
ただ数日後、体力を持ち直すことが出来ず入院中に亡くなってしまいました
悔しさ、申し訳なさ、様々な負の感情が頭の中を巡ってしまいます
飼い主さんは
「先生に最後まで診ていただいてよかった
右京動物病院で治療してもらえてよかった」
と言ってくださいました
しかし
それでも生かして帰してやりたかった
泣いて救えなかったことを謝りました
「自分でなければ救えたのか?」
「あのとき別の選択をしていれば?」
後悔や無念にずっと押しつぶされていました
数日後20日は自分の誕生日だったのですが・・・
スタッフが嬉しいことに大好物のビールをプレゼントしてくれました
その日の晩にやけ酒にならない程度に美味しく頂きました
そして
同じ子がいたら次は絶対に救いたい
動物達の命を助けることに全力を注ぐ
救えなかった子のためにも新たに誓いました
何のために獣医になったのか?
ただ。動物を助けたいから。
愛する地元の動物達の健康を守りたいから。
今年も前を向いて走り続けようと思います
宜しくお願いします
院長 平野隆爾
では今日はこの辺で・・・・
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