長引く下痢
12月28日(水)
*******年末年始のお知らせ***********
年末年始の診察は以下の通りです。
夜間診療は年内12/28(水)まで、年始は1/4(水)から開始いたします。
診察をご希望の際は一度病院までご連絡いただきますようお願いいたします。
本院医療センター | SAGANO・OIKE | ARASHIYAMA | |
12/29(木) | 9:30-13:00 | 通常診察 | 通常診察 |
12/30(金) | 9:30-13:00 | 通常診察 | 通常診察 |
12/31(土) | 完全予約制 | 完全予約制 | 休診 |
1/1(日) | 完全予約制 | 休診 | 休診 |
1/2(月) | 完全予約制 | 休診 | 休診 |
1/3(火) | 完全予約制 | 通常診察 | 通常診察 |
こんばんは、獣医師の二股です
今年ももうすぐ終わりですが、
OIKE、SAGANO分院の年末年始の診療は
31日午前のみ(完全予約制)
1日、2日 休診
それ以外は通常診察となります💊
31日は完全予約制にはなっていますが、
急な体調不良はもちろん、来院のご希望があれば当日ご連絡ください
皆様良いお年をお迎えください🎍
今日は下痢のお話です。
下痢は来院の理由としてとても多いです。
特に最近は嘔吐、下痢など消化器症状の子をよく見ます💦
大抵の下痢は薬を飲んで数日もすれば落ち着いてきますが、
問題なのは、薬をしばらく飲んでも止まらない慢性の下痢、、
深刻な病気が隠れている可能性大です。
3週間以上下痢や嘔吐など消化器症状が続けば、慢性腸症と言われます。
慢性腸症には
食事反応性腸症、抗菌剤反応性腸症、腸リンパ管拡張症、炎症性腸疾患、腫瘍性疾患などが挙げられます。
食事の変更や抗菌剤に反応して下痢が治るものから、
免疫抑制剤に反応するもの、根本の腫瘍の治療が必要になるものまで様々です。
血液検査や画像検査で下痢につながる異常を認めず、
食事変更、抗菌剤にも反応しなければ
診断には麻酔下での内視鏡検査、消化管の生検が必要になってきます。
消化管の生検では内視鏡で腸の粘膜を見ながら、
生検鉗子と呼ばれる道具で腸から1〜2mmの小さい組織をちぎり、
病理検査に送ります。
生検鉗子
最近分院を受診している子の中にも下痢がなかなか止まらない慢性腸症の患者さんが2人いました。
食事療法、抗菌剤にも反応せず、
最終的にCT検査、内視鏡での消化管生検を実施しました。
一人は炎症性腸疾患、もう一人は大腸のリンパ腫(悪性腫瘍)と診断されました。
それぞれ食事療法とステロイド剤、抗がん剤治療を実施中、下痢は改善してきました。
内視鏡での胃、十二指腸の画像です。
消化管粘膜に一部炎症が認められました。
今回炎症性腸疾患、リンパ腫だった2人は元気も食欲もあり、状態は良好でした。
元気だから、ごはんを食べるからと侮らず、
長引く下痢は放置せず、ご相談ください。
それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、拍手をお願いします♪
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京都市内初の腹腔鏡システム、CT検査装置導入 [腹腔鏡下避妊手術、遠隔診断]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO・OIKE・ARASHIYAMA
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師