最近多い脾臓の病気
7月11日(火)
*****セミナーのお知らせ(本院)*********
パピー教室:7月29日(土)、30日(日)
シニアセミナー:8月2日(水)
*****本院からのお知らせ************
2022年5月から夜間診療を開始しました。
平日20:00~24:00で実施しています。
ご来院前に必ずお電話いただき、救急の方のみご利用ください。
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こんばんは、獣医師の二股です。
最近、めっきり暑くなりましたね💧
人も動物さんも熱中症には充分お気をつけください。
最近、なぜかSAGANO分院では脾臓の結節、いわゆる出来物が見つかることが多く、脾臓の手術が続いております。
脾臓という臓器はあまり馴染みがないかもしれませんが、
血液の貯蔵、造血、老化した赤血球の破壊、免疫応答などを行っています。
胃の近くに存在し、舌のような比較的平べったい形状をしています。
脾臓は他の臓器にも言えることですが、悪性腫瘍、いわゆるがんができやすい場所でもあります。
もちろん、悪性腫瘍は怖いものですが、良性腫瘍、もしくは腫瘍ではないのに手術で脾臓を摘出することがあります。
それは病変部が大きくなることにより脾臓の破裂リスクがある場合です。
良性腫瘍や過形成など腫瘍でなくても病変部がどんどん大きくなることがあり、最悪脾臓が破裂します。
脾臓が破裂すると腹腔内で大出血を起こし最悪亡くなってしまいます⚡️
こちらはエコー検査でみた正常な脾臓です。通常は平べったく、滑らかな臓器です。
しかし、病変が大きくなるとこのように脾臓が変形してしまいます。
こうなると破裂のリスクがあるため、手術推奨です。
1週間前に脾臓の摘出手術を実施した子は幸い、病理検査で過形成と診断され、
腫瘍性病変はありませんでしたが、脾臓の変形があったため、
いつか破裂していたかもしれません。
脾臓だけでなく、破裂のリスクがあるのは他の臓器でも同様です。
摘出中の脾臓。病変部が腫れています。
最近脾臓の摘出手術を実施した子は4例いましたが、どの子も健康診断で脾臓の異常が見つかりました。
手遅れになる前に、大切な家族の寿命を伸ばしてあげるために、5歳を超えたら必ず、少なくとも1年に1回は健康診断として、腹部エコー検査を受けさせてあげてくださいね!
futamata@U-KYO-Animal Hospital
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京都市内初の腹腔鏡システム、CT検査装置導入 [腹腔鏡下避妊手術、遠隔診断]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO・OIKE・ARASHIYAMA
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師