ぽっちゃりってかわいいけど。。。
1月28日(日)
*****本院からのお知らせ*************
2022年5月から夜間診療を開始しました。
平日20:00~24:00で実施しています。
ご来院前に必ずお電話いただき、救急の方のみご利用ください。
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こんばんは。獣医師の岡山です。
寒くて体調崩していませんか?急に寒くなって食欲増していませんか?
身体の防御反応として脂肪をため込みやすい冬は人間も動物も太りやすいため注意していきたいところですね。
本日は肥満について少し書かせていただきます。
本院では2月末まで健康診断とスケーリングが10%オフキャンペーン中で、“今は”元気な肥満体型のワンちゃんネコちゃんに多く遭遇します。
私たちは診察で体重は毎回測定しますが、体重は、骨、内臓、筋肉、体脂肪の重さの合計値です。この内、体脂肪を除いた重さを除脂肪体重と言います。
成熟した健康体の場合、基本的には除脂肪体重はほとんど変化しません。しかし、体脂肪は増減します。つまり、栄養バランスが悪いとか病気だという場合を除くと、適正体重を超過した分の体重は、そのほとんどが体脂肪であると考えて間違いありません。
実際にX線の画像を見ると、肥満の子達には厚い脂肪の層が写っています。健康的な減量であるダイエットでは、除脂肪体重を落とさずに、増え過ぎた体脂肪のみを落とすことが大切です。
犬や猫を肥満のまま放っておくと、寿命を縮めるような病気や、苦痛を伴う慢性の病気にかかりやすくなります。糖尿病や心臓病、肝臓病、関節の病気などです。また、厚い脂肪層は全身麻酔のリスクを高めるので手術が難しくなる場合もあります。
しかも、体の重さで動くのが億劫になり、運動不足でさらに太るという負のスパイラルにも入りやすいです。そのため、肥満の初期段階のうちに減量を開始するのが望ましいことだと考えています。
またあるセミナーで聞いたんですが、肥満犬、肥満猫の飼い主さん自身が肥満なことが多いとの報告もあるのだとか…。
一緒にダイエットするのもいいかもしれませんね!
ワンちゃんにとっては「食べられる時に食べられるだけ食べる」というのが常識です。そのため、よく食べる愛犬を見て「足りないのかな」と思い少しずつご飯を足していくと、愛犬は足した分だけペロリと食べてしまいます。減量中は「空腹そうでかわいそう」という気持ちは閉じ込めておきましょう!!
避妊・去勢後の猫は特に太りやすくなります。猫は散歩をしませんが、ひどい肥満になってしまう前に、積極的に遊ぶ時間を増やすことも検討してください。
また、猫の多頭飼いの場合は、飼い主様の目を盗んで他の子のご飯を食べている場合が多いようです。離れた場所で食べさせる、個体により食べる時間を変える、食事中は飼い主様がずっと監視して横取りを防ぐ等の工夫をしてください。
ムリな絶食や過度な運動は長続きしませんし、何より命の危険性があります。
まずは病院で相談していただき、
・この子にとっての1日のカロリー数は?
・1週間でどれくらい減量すればいいの?
・どんなものを食べさせたらいいの?
その子その子に合った減量方法を模索していきましょう!
それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、拍手をお願いします♪
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TAICHI@U-KYO-Animal Hospital
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JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師