大阪からご紹介!
3/15(金)
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パピーセミナー:16日(土)、24日(日)
デンタルセミナー:31日(日)
*****本院からのお知らせ*************
2022年5月から夜間診療を開始しました。
平日20:00~24:00で実施しています。
ご来院前に必ずお電話いただき、救急の方のみご利用ください。
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こんにちは、獣医師の國廣です。
3月になり日中は暖かい日が増えてきましたが、夜はまだまだ冷えこむ日が多いですね。
季節の変わり目は体調を崩しやすいですから、皆さん気をつけて過ごしていきましょう!
では、今日のテーマは大阪で開業をしている友人から、手術のご紹介頂いた甲斐けんのRくんのお話。
Rくんは精巣下降が起こらず、腹腔内に精巣が留まっている状態でした。
いわゆる「潜在精巣」というものです。
通常は6ヶ月齢までには精巣が降りてきて、陰嚢内に収まります。
しかしRくんは1歳を越えていましたが、降りてこず。
精巣が降りないと、どのようなトラブルがあるかと言いますと・・・
まず第一に、腫瘍化のリスクが高くなります。
精巣腫瘍にはセルトリ細胞腫、精上皮腫など様々な腫瘍がありますが、
中には転移をするものや、過剰なホルモン分泌により全身に影響することがあります。
次に手術をする際に、通常は開腹しなくていい去勢手術で、開腹しなければならないということです。
開腹する場合、傷が大きくなったり、癒着が起きたりと様々な問題が起こることがあります。
そこで当院で導入している「腹腔鏡」の出番です!
「腹腔鏡」であれば、小さな傷口で、なおかつ開腹せずに手術を実施することができます。
なので、わざわざ大阪からはるばる京都までご紹介頂いたわけです。
実際の手術写真を載せていきます。(苦手な方はお控えください)
当院では「画質4K」の最新の腹腔鏡を導入しています。
ですので、腹腔内のより細かい血管を画像で捉えることができます。
写真は腹腔内に停留している精巣を鉗子で掴んでいるところです。
その後、外に引っ張り出して通常の去勢手術同様、精管や血管を超音波メスで切除していく形になります。
無事手術も終え、Rくんは元気に大阪に帰っていきました。
今後もより安全に、より痛みが少ない技術を取り入れることで、
動物たちにも飼い主様にも優しい医療を提供していきたいと思います。
それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、拍手をお願いします♪
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京都市内初の腹腔鏡システム、CT検査装置導入 [腹腔鏡下避妊手術、遠隔診断]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO・OIKE・ARASHIYAMA
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師