ヘルニアとイレウスのお話し
5月25日(土)
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パピー教室:25日(土)
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2022年5月から夜間診療を開始しました。
平日20:00~24:00で実施しています。
ご来院前に必ずお電話いただき、救急の方のみご利用ください。
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こんばんは、獣医師の朴です。
春になって来たと思いきや寒暖差が激しく体調を崩しがちになりますね。
かくいう自分も風邪をひいてしまい、ガラガラ声で診察に入ってますw
皆さんも体調管理には気をつけましょうね。
今回は腹壁ヘルニアについてお話ししようと思います。
腹壁ヘルニアは腹部外壁の欠損により腹腔内容が突出する状態であり、
位置によって腹側、肋骨下、肋軟骨下、傍肋骨、外側腹部に区分されます。
腹壁ヘルニアは一般的に外傷によるものが多く、稀に先天的に生じる場合が
あるとのこと。
症状としては絞扼(イレウス)あるいは腸管閉塞が生じると、
嘔吐、腹痛、食欲不振、沈鬱などの症状が認められます。
そして腹壁ヘルニアで怖いのはイレウスです。
イレウスは大きく分けて機械的イレウスと機能的イレウスの2つに分けられ、
機械的レウスは単純性イレウスと絞扼性イレウスに分類されます。
腹壁ヘルニアで起きやすいのは絞扼性イレウスで腸が腹壁の裂け目から通る際、
腸が絞扼されることで生じ、短時間で敗血症性ショックがにいたってしますので、
生じた場合は緊急性が高く注意が必要な疾患です。
症例は保護猫さんで予防のため来院されました。
お腹の側腹面のふくらみが気になりレントゲンを撮ったところ、腹壁ヘルニアが発覚。
元々野良さんだったので、外にいるとき交通事故にあった可能性が考えられます。
絞扼性イレウスは起こしていませんでしたが、今後起こす可能性があるので手術を
推奨しました。
PARK@U-KYO-Animal Hospital
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京都市内初の腹腔鏡システム、CT検査装置導入 [腹腔鏡下避妊手術、遠隔診断]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO・OIKE・ARASHIYAMA
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師